2007 Fiscal Year Annual Research Report
リーダーシップ育成の観点に基づく生涯にわたる「生活改善」実践力の構築
Project/Area Number |
19700560
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
渡瀬 典子 Iwate University, 教育学部, 准教授 (90333749)
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Keywords | 生活改善 / リーダーシップ / 家庭科教育 |
Research Abstract |
本研究課題はTransformative Leadership理論に基づき、1.「日本型生活改善運動」の特徴とTL理論との関連を明らかにし、2.家政教育・家庭科教育を中心とする「個人・家族・地域社会のwell-being向上」を目指すためのTL形成の教育支援システム(学校教育、生涯教育)の構築、を目的とする。これらの目的を達成するため、以下4項目((1)大正期から現在までの「生活改善」に関わる実践活動の整理(歴史的側面の整理)、(2)学校教育における「生活改善」に関わる教育目標・内容の検討(現状課題の明確化と評価)、(3)中高齢期におけるTL育成システムの基礎調査(現状課題の明確化と評価)、(4)学校教育と(地域)社会との連携システムの検討)を実施している。 平成19年度は上述の(1)について「生活改善活動」の活動目標・活動内容・構成員・組織化を明らかにするため、日本全国にある「生活改善運動」に関わる文献記録、「新生活運動」に関わる先行研究や雑誌記事(「婦人の友」など)の収集を実施した。これら文献資料で得た研究結果の一部を平成20年5月末実施予定の日本家政学会で発表する予定である。 また、上述の(2)については消費生活分野の教材をもとに、「生活の合理化」について検討し、その成果の一部が『東北家庭科教育研究』誌(日本家庭科教育学会 東北支部会)に掲載予定である。そのほか、日本の「学校家庭クラブ活動」とアメリカの改訂版家庭科ナショナルスタンダードについて、リーダーシップ育成の観点から検討した結果を平成20年7月実施予定の日本家庭科教育学会で発表する予定である。
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