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2009 Fiscal Year Annual Research Report

介護によって家族を看取ることによる生涯発達-「ケアすること」の両価的側面-

Research Project

Project/Area Number 19700572
Research InstitutionSakuyo Music College

Principal Investigator

渡邉 照美  Sakuyo Music College, 子ども教育学部, 講師 (60441466)

Keywords介護 / 生涯発達 / ケア / 家族 / 死別 / 人間的成長 / 人格発達
Research Abstract

平成21年度は、生涯発達的視点から、介護や死別経験が個の発達にどのような影響をおよぼすのかについて、以下を中心に研究を遂行した。
1. 昨年度、アンケート調査を実施した、学校教育におけるいのちの教育の必要性に関する検討を論文として発表した。その際には、学校教育においていのちの教育を受けたかどうかと死に対する態度との関連、身近な他者との死別経験の有無と死に対する態度との関連を中心に分析をした。その結果、いのちの教育についても、死別経験についても、経験があるかないかということではなく、その内容、つまり経験の質と死に対する態度には関連があることが明らかになった。
2. 身近な他者を介護する経験が、成人期以降の女性にどのような影響を及ぼすのかについて明らかにするために、現職の女性教員を対象にキャリア発達の視点からの検討を行った。その結果、結婚時や出産・育児期と比較して、介護をすることになった場合は離職を考える割合が多いことが明らかになった。また人生の節目に関しては、身近な他者との死別経験が多くあがっており、それにより、人格的に成長・発達したと感じるという記述が多く認められた。
以上の一部と、これまでの3年間の成果を著書(分担執筆)としてまとめた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 家庭科教師のキャリア発達-職業アイデンティティに関連する要因の検討-2010

    • Author(s)
      渡邉照美
    • Journal Title

      日本家政学会誌 61(3)

      Pages: 155-168

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 学校教育における「いのちの教育」に関する予備的調査-家庭科教育での実施の可能性を探るために-2009

    • Author(s)
      渡邉照美
    • Journal Title

      くらしき作陽大学・作陽音楽短期大学研究紀要 42(2)

      Pages: 113-128

  • [Book] 成人発達臨床心理学-個と関係性からライフサイクルを観る-2010

    • Author(s)
      渡邉照美(分担執筆)(代表:岡本祐子編著)
    • Total Pages
      379
    • Publisher
      ナカニシヤ出版

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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