2007 Fiscal Year Annual Research Report
校庭のチョウを題材とした"地域密着型"環境教育プログラムの開発
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19700612
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
溝田 浩二 Miyagi University of Education, 附属環境教育実践研究センター, 助教 (00333914)
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Keywords | チョウ / モニタリング / インターネット調査 / 小学校 / 校庭 / 環境教育 / 生熊系保全 / バタフライガーデン |
Research Abstract |
本研究の目的は、小学校の校庭を訪れるチョウやその寄主植物などの観察を通して、子どもたちへの「環境教育の実践」と「地域の自然環境の保全・再生」とが一体となって進めることができるような"地域密着型"の環境教育プログラムを開発し、その普及を図ることである。平成19年度は、平成20年度に実施予定である『インターネット「みんなで調べよう!チョウの調査」』に向けた準備を、宮城教育大学附属環境教育実践研究センター・鵜川義弘教授の協力を得ながら行った。具体的な研究内容と成果は以下の通りである。 1『インターネット「みんなで調べよう!チョウの調査」』のwebページ開設 (http://butterfly.miyakyo-u.ac.jp/ikimononeo/chou/iki) 2日本産チョウ類全240種の検索システムの開発(http://ugawalab.miyakyo-u.ac.jp/butterfly/matrix.html) 3校庭のチョウ図鑑の作成(http://ugawalab.miyakyo-u.ac.jp/butterfly/10/index.html) 4携帯電話(QRコード)を活用した教師の事前学習用教材、翅のラミネート標本教材、などの教材開発 5宮城教育大学に設置されたバタフライガーデンのチョウ類の生態調査 以上より、全国の小学校の校庭を主なフィールドとした『インターネット「みんなで調べよう!チョウの調査」』を平成20年度に実施できる体制が完全に整った。インターネットを活用した全国一斉調査の実施により、全国のチョウ類に関する貴重なモニタリングのデータが蓄積されるばかりでなく、地域のチョウ類を題材とした環境教育活動の実践に新たな可能性を与えることが期待される。
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