2008 Fiscal Year Annual Research Report
校庭のチョウを題材とした"地域密着型"環境教育プログラムの開発
Project/Area Number |
19700612
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
溝田 浩二 Miyagi University of Education, 附属環境教育実践研究センター, 助教 (00333914)
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Keywords | チョウ / バタフライガーデン / webページ / 小学校 / 校庭 / 環境教育 / 生態系保全 |
Research Abstract |
平成20年度は、宮城教育大学バタフライガーデンおよび隣接する仙台市青葉山市有林において定期的にチョウ類のルートセンサス調査を実施し、バタフライガーデンに飛来するチョウ類群集の群集構造の特性を明らかにした。それらの成果をもとに、身近なチョウ類を題材とした児童・生徒への体験的環境教育ならびに地域の自然環境の保全・再生とを同時並行的に進めることができる"地域密着型"の環境教育プログラムを開発した。さらに、宮城教育大学バタフライガーデンを活用した小学生向けの体験的環境学習イベント、教員を志望する大学生への体験学習、現職轍員向けの公開講座、一般市民向けの体験講座などを開催し、身近なチョウ類を題材とした環境教育の実践にも大きな成果を挙げた。 以上の成果を総合的にまとめ、webページ『校庭にチョウを呼ぼう! 宮城教育大学バタフライガーデン(http://mizotalab.miyakyo-u.ac.jp/butterflygarden)』を作成した。このwebページでは、1. これまでに開発したチョウ類を題材とした環境教育コンテンツ(日本産チョウ類の種名検索システム、校庭のチョウ・食草図鑑、インターネット「みんなで調べよう! チョウの調査」など)、2. バタフライガーデンの作り方・維持・管理方法、3. 生態系の仕組みについて学習するための施設(雨水を利用したビオトープ池・落ち葉を堆肥にかえるリサイクル箱・チョウの吸蜜植物を利用したニホンミツバチの飼育箱など)の設置方法、4. 授業や環境学習へのバタフライガーデンの活用法などに関する情報提供を行った。
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