Development of a luminescence measurement system for salt inclusions in Antarctic ice core

2008 Fiscal Year Final Research Report

• Project/Area Number: 19710012
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Environmental dynamic analysis
• Research Institution: Osaka University
• Principal Investigator: TANI Atsushi Osaka University, 大学院理学研究科, 助教 (10335333)
• Project Period (FY): 2007 – 2008
• Keywords: 環境変動 / 気候変動 / 地球化学 / 放射線 / 雪氷学 / 塩 / ルミネッセンス

Research Abstract

南極氷床コアには塩微粒子をはじめとするダストが含まれており,古環境を知る上で重要な指標となっている.中でも塩微粒子は水に溶解するため,その種類や量の変動を調べるには氷床を融解せずに検出する方法が必要となる.本研究では,従来行われていた顕微ラマン分光法より簡便な計測法の開発を目指した.熱ルミネッセンス法を用いることで,氷床を融解せずに10種類の塩微粒子を検出できることがわかった.

Research Products

• [Presentation] 南極氷床に含まれる塩微粒子の非破壊計測を目指して-各種塩の低温TL特性評価- (2009)
  • Author(s): 水野準一, 谷篤史, 櫻井俊光, 飯塚芳徳, 堀彰, 本堂武夫, 池田稔治
  • Organizer: 第25回ESR応用計測研究会&2008年度ルミネッセンス年代測定研究会
  • Place of Presentation: 浜松アクトシティー・静岡
  • Year and Date: 2009-03-02
• [Presentation] Cryo-TL study on salts for in-situ measurement system of salt inclusions in Antarctic ice core (2009)
  • Author(s): 谷篤史
  • Organizer: 低温研究集会「ICC 研究集会」
  • Place of Presentation: 北海道大学・北海道
  • Year and Date: 2009-02-19
• [Presentation] 塩の低温ルミネッセンスによる氷床コア解析へのアプローチ (2008)
  • Author(s): 水野準一, 谷篤史, 櫻井俊光, 堀川信一郎, 堀彰, 本堂武夫, V. Y. Lipenkov, 池田稔治
  • Organizer: 第24回ESR応用計測研究会&2007年度ルミネッセンス年代測定研究会, ルミネッセンス年代測定学研究会
  • Place of Presentation: 奈良女子大学・奈良
  • Year and Date: 2008-03-02
• [Presentation] 氷床コアに含まれる可能性のある塩の低温光ルミネッセンス特性について (2007)
  • Author(s): 谷篤史, 水野準一, 櫻井俊光, 堀彰, 本堂武夫, V. Y. Lipenkov, 池田稔治
  • Organizer: 平成19年度雪氷研究富山大会
  • Place of Presentation: 富山大学・富山
  • Year and Date: 2007-09-27
• [Presentation] 塩の低温熱ルミネッセンスによる氷床コア解析へのアプローチ (2007)
  • Author(s): 水野準一, 谷篤史, 櫻井俊光, 堀川信一郎, 堀彰, 本堂武夫, V. Y. Lipenkov, 池田稔治
  • Organizer: 平成19年度雪氷研究富山大会
  • Place of Presentation: 富山大学・富山
  • Year and Date: 2007-09-27
• [Presentation] 南極氷床コア中の塩微粒子検出を目指したルミネッセンス計測装置の開発とその可能性(A)光ルミネッセンス法による検討 (2007)
  • Author(s): 谷篤史, 水野準一, 櫻井俊光, 堀川信一郎, 堀彰, 本堂武夫, V. Y. Lipenkov
  • Organizer: 日本地球惑星科学連合大会2007
  • Place of Presentation: 幕張メッセ・千葉
  • Year and Date: 2007-05-21
• [Presentation] 南極氷床コア中の塩微粒子検出を目指したルミネッセンス計測装置の開発とその可能性(B)熱ルミネッセンス法による検討 (2007)
  • Author(s): 水野準一, 谷篤史, 櫻井俊光, 堀川信一郎, 堀彰, 本堂武夫, V. Y. Lipenkov
  • Organizer: 日本地球惑星科学連合大会2007
  • Place of Presentation: 幕張メッセ・千葉
  • Year and Date: 2007-05-21
• [Remarks]
  • URL: http://discovery.ess.sci.osaka-u.ac.jp/taniaweb/