2008 Fiscal Year Annual Research Report
大学等教育研究機関における環境マネジメントのための方法論の確立
Project/Area Number |
19710042
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
浅利 美鈴 Kyoto University, 環境保全センター, 助教 (10432337)
|
Keywords | 大学 / 環境管理システム / 環境影響評価 / ライフサイクル / 教育研究 / 環境報告書 / エネルギー / 二酸化炭素 |
Research Abstract |
研究の全体構想は、大学等教育研究機関に相応しい環境マネジメントシステムを構築すること、また、社会へ提案し得るシステム構成要素(環境パフォーマンス・環境影響評価手法など)を確立することであり、それらにより、様々な事業体の自律的な環境管理の推進に資することを目的としている。 本年度は、以下の通り、研究を展開した。 1. 大学等における環境報告書の比較・分析 ○2008年度の大学等の環境報告書を収集し、過去のデータベースに追加した。 ○基礎的なデータ(特にエネルギー消費量・CO_2排出量)について、大学間の特性を比較・分析した。 ○特にエネルギー消費量・CO_2排出量について、過去からのデータや目標を比較・分析した。 2. 大学等における環境パフォーマンス向上策の効果検証 ○データベース等を用い、省エネ・脱温暖化策について、効果を検証した。 3. 大学等における環境パフォーマンス・環境影響評価手法の開発 ○現状の各大学の環境パフォーマンス指標、原単位の考え方などについてレビューした。海外における先進的な取り組みに関する現地調査や情報収集・交換も行った。 4. 大学構成員を巻き込んだ環境マネジメントシステムの試行及びモデル化 ○教育研究機関であることを念頭に、構成員(学生を含む)を巻き込んだ取組を検討し、モデル化に向けた基礎設計を行った。 5.大学等における環境マネジメントシステムの提案 ○上記をまとめて、京都大学内への提案準備を行った。
|