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2008 Fiscal Year Annual Research Report

Euglena利用による新たなバイオディーゼル燃料と食用資源の獲得

Research Project

Project/Area Number 19710067
Research InstitutionNayoro City University

Principal Investigator

雪野 継代  Nayoro City University, 保健福祉学部, 助教 (30433121)

KeywordsEuglena / ワクッスエステル発酵 / 食用資源 / カーボンニュートラルー / バイオ燃料
Research Abstract

Euglenaは葉緑体を有し他の植物同様光合成を行うとともに鞭毛を有し運動性を持つなどするため、分類学上近年ではユーグレノゾア門が提唱されている生物である。Euglenaは少量の無機塩類とビタミン類だけで、太陽光と火力発電所の廃棄CO_2ガスから良質のタンパク質を得られるため、エネルギーのロスも少なく地球環境に優しい食糧生産を行う事が出来る。さらにEuglenaはワックスエステル発酵を行う。Euglenaは嫌気条件下になるとワックスエステルが細胞内に急激に蓄積する。従って培養終了後に振盪や通気を止め静置するのみでEuglenaはワックスエステルを生産する。このワックスエステルを燃油へ混ぜ、利用する事が出来れば、食糧と燃料を同時に入手する事が出来る。
本研究では廃糖蜜等から燃料となるワックスエスティルと同時に高い栄養価が期待される高タンパク質が含まれる細胞を生産する事を目的とした。試験は培地炭素源を代える事で行った。2%グルコースを同量の廃糖蜜あるいはグリセリンにおきかえてを行った。また、いずれの区も他培地成分としてもN源はペプトン、無機塩類、ビタミンB_1とビタミンB_<12>を用いた。培養時間は48時間とし、その後24時間ワックスエステル発酵を行った。細胞密度はグルコースが最も良好で72時間で410細胞数1mm^3となった。その次に廃糖蜜の190細胞数1mm^3であった。培地中の各炭素源濃度は、グリセリンは2%で動向はなく、グルコースと廃糖蜜は72時間でほぼ消費されつくしていた。pHは、グルコースが培養中にpH4.0からpH2.1下がっていた。廃糖蜜は培養中ではpH4.1からpH3.1へ下がっていたがワックスエステル発酵を行うと、pH3.7まで上昇した。グリセリンはpH4.5から変化はなかった。ワックスエステル発酵後の総脂質含量はグルコースで32.3%、廃糖蜜で25.0%、ワックスエステル生産量はグルコースが最も良好で乾燥細胞中17.5%であった。廃糖蜜の10.4%であった。またタンパク質量は、廃糖蜜11.3%、グルコース11.0%であった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Euglenaによる燃料と食糧生産の予備的知見2009

    • Author(s)
      雪野繼代
    • Organizer
      日本農芸化学会2009年度大会
    • Place of Presentation
      マリンメッセ福岡
    • Year and Date
      2009-03-28

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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