2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19710093
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西山 憲和 Osaka University, 基礎工学研究科, 准教授 (10283730)
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Keywords | カーボン / ナノ細孔 / 周期構造 / キャパシタンス |
Research Abstract |
新規な電極材料、分離膜、触媒担体、吸着剤など、多機能、高性能炭素材料の開発を目指し、有機鋳型法を用いたポーラスカーボン材料の合成に取り組んだ。本研究では、シリカ系鋳型を用いずに、有機-有機相互作用を利用してメソポーラスカーボンを1段階で合成する手法を開発した。 (1)界面活性剤Pluronic P123 を用いた薄膜合成 Pluronic P123 界面活性剤を用いて新規なカーボン薄膜を合成した。 (2)F121/P123混合界面活性剤を用いた薄膜合成 F127/P123混合界面活性剤を用いて薄膜を合成した。混合界面活性剤を用いることによって、細孔構造、細孔径、壁厚を制御することができた。 (3)メソポーラスカーボンの粉末合成 これまで本手法で得られたカーボンは薄膜であったが、粉末合成の調整法を開発した。 (4)周期構造形成促進剤の添加効果 周期構造形成促進剤を添加することにより、周期的メソ構造体の収率の向上が確認された。
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Research Products
(1 results)