2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19710130
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
広谷 大助 Hiroshima University, 大学院・工学研究科, 助教 (30432686)
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Keywords | 自己バランス / ライン / 作業 / 確率 / 変動 |
Research Abstract |
特別な器具や管理を必要とせず, 適切に作業者を並べることによって自然にラインがバランスする自己バランスラインについて, ほとんどの従来研究では, 作業者の作業速度は一定として解析されている. しかし, 作業者の健康やモチベーション, また作業内容などによって作業速度は変動することが考えられるが, 作業速度が変動する場合の特性解析はほとんどされていない. 従って本研究では, 作業速度が変動する場合を特性解析することによって作業速度が変動する場合のラインの特性を明らかにする. その上で, 解析結果を基にしたラインのバランスをとることができる作業者の配置アルゴリズムを考案することを目的とする. 平成20年度は研究目的で記載した内容のうち, 平成19年度で求めた連続的なラインと離散的なラインに対する特性解析を基にして作業速度が変動する場合に対処できる作業者配置の設計アルゴリズムを考案し, 本研究全体のまとめを行った. 具体的には以下の知見および成果を得た. (1)ステーションが存在する離散的なラインに関して, 作業速度が一定の場合において, バッファを設置し, 1つのステーション内で複数の作業者による作業を認めた場合に最大の生産率を達成できる作業者の並びが増加することを明らかにした. (2)作業速度が変動する場合に作業者の作業を一部制限することにより生産率が向上し, さらに従来の方策よりも良くなる場合があることを明らかにした. (3)作業速度が変動する場合における作業者配置の設計法を提案し, その有効性を数値例によって明らかにした.
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Research Products
(4 results)