2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Characterization and Application of the human factors on the communications with an adverb which express degrees in industrial fields
Project/Area Number |
19710137
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Social systems engineering/Safety system
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
TORIIZUKA Takashi Nihon University, 生産工学部, 准教授 (00308587)
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Project Period (FY) |
2007 – 2010
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Keywords | 程度副詞 / ヒューマンエラー / ヒューマンファクター / 協働作業 |
Research Abstract |
微妙な加減と作業者同士の阿吽の呼吸との双方が必要とされる作業(微妙な加減を要する作業を作業者自身が行っている際に協働作業者が例えば「もっと強く」等といった程度副詞を用いて指示を出し,作業者はその指示に従って作業状態や加減を変えることで,作業目標に近付けていこうとするような作業のこと)を程度副詞を用いた協働作業と呼び,本研究の対象としている. 本研究は,程度副詞を用いた協働作業の人的特性,すなわち微妙な加減を要する作業における人的特性を把握した上で,そのような人的特性に程度副詞がどのように影響するかを明らかにすることを目標としている. このような目標の下,例えば「力の加減を要する作業」など1種類だけの作業を採り上げるのではなく,産業プラントにおいて,(運転,保全を含め)日常的に行われる作業に存在する作業(例えば,距離の見積もり=距離の加減を要する作業)の中から複数採り上げることにより,特定の(加減を判断する)感覚のみの人的特性か,あるいは全ての(加減を判断する)感覚に共通する特性なのかについても明らかにする.また,実場面でも適用することができる特性であるかどうかに関する考察も行う. 以上のように,いくつかの実験を通じて得られる考察や知見を基にこの種の作業の人的な特性を体系的にまとめ,作業を円滑に遂行させるための指針を導くことを最終的な目的とする.
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Research Products
(5 results)