2008 Fiscal Year Annual Research Report
中央アジア社会の持続性:ウズベキスタンの近隣コミュニティ(マハッラ)の実態調査
Project/Area Number |
19710203
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
ティムール グダバエフ University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (10376626)
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Keywords | 中央アジア / 持続性 / 地域社会 / マハッラ / コミュニティ / 自治制度 / 転換期の社会 / 旧ソ連 |
Research Abstract |
本研究は、ウズベキスタンのマハッラに焦点を当て、その実態および存在意義と国民の間にマハッラに対する姿勢とマハッラの社会における役割の理解を深めることを目的としている。その中で中心となる検討課題は以下の二点である。本研究の成果を主に三つに分けることが出来る。 本研究の期間中に出版された単著の著書(単行本)、研究論文と研究発表である。本研究概念的な部分と実態調査意の成果のもっとも詳しい分析は診察付の単行本(ティムール・ダダバエフ)『社会主義後のウズベキスタン-変わる国と揺れる人々の心-』、アジア経済研究所(アジアを見る眼110)、216頁、2008年に纏められており、その残りの部分は『ソ連時代のウズベキスタンの日常』(仮)という刊行物の形で2009年に刊行される予定である。 研究論文の中で、2009年に刊行された「中央アジアの市民社会組織からみた多元的共生の可能性」、宇田川妙子編、『多元的共生を求めて』、東信堂、pp.162-174、2009と「日本の対中央アジア協力の現状と課題-機能主義の観点から」、宇山智彦、クリストファー・レン、廣瀬徹也編『日本の中央アジア外交』、北海道大学出版会、pp.97-114、2009、そして2008年中に公表された." Conceptualizing Central Asian Regional Studies in Japan : Approaches, Perspcitives and Issues", Asia Annual, Kolkata : Institute of Asian Studies, pp.85-98, 2008、などが本研究の内容を使用している。
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