SYOGAKAI Held in Kyoto and Osaka in the Latter Edo Period

2009 Fiscal Year Final Research Report

• Project/Area Number: 19720038
• Research Category: Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Research Field: Aesthetics/Art history
• Research Institution: Osaka City Cultural Properties Association
• Principal Investigator: IWASA Shinichi Osaka City Cultural Properties Association, 大阪歴史博物館, 学芸員 (70393288)
• Project Period (FY): 2007 – 2009
• Keywords: 美術史 / 国文学 / 書画会 / 書画展観 / 京都 / 大坂

Research Abstract

近世後期の画壇を特徴付けるひとつの行為として書画会や展観会が挙げられ、国文学や美術史など多分野から注目されている。本研究では、江戸時代後期から明治初期にかけて、京都や大坂、名古屋や西日本各地で開催された書画会や展観会の事例集成を行い、700件を越える開催例を確認した。それらの事例を分析することによって、従前の言説とは異なり、京都や大坂では御抱絵師と町絵師が同一の書画会に参加し、席上で交わっていたことなどが明らかになった。

Research Products

• [Journal Article] 松本奉時の経歴と画業について(一) (2010)
  • Author(s): 岩佐伸一
  • Journal Title: 大阪歴史博物館研究紀要 第8号 Pages: 51-59
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 美濃飛騨ゆかりの書画会・展観会資料の紹介 (2009)
  • Author(s): 岩佐伸一
  • Journal Title: 岐阜県博物館調査研究報告 第30号 Pages: 1-12
• [Journal Article] 十河節堂の『展観録』について (2009)
  • Author(s): 岩佐伸一
  • Journal Title: 大阪歴史博物館研究紀要 第7号 Pages: 91-96
  • Peer Reviewed
• [Journal Article] 唐画師・林門苑の作品より (2008)
  • Author(s): 岩佐伸一
  • Journal Title: 美術フォーラム21 第17巻 Pages: 4-9
• [Book] 江戸の絵本-画像とテキストが綾なせる世界- (2010)
  • Author(s): 浅野秀剛、鈴木淳、岩佐伸一, 他
  • Total Pages: 379-411
  • Publisher: 八木書店
• [Remarks] 特集展示筆飛将軍林門苑-異色の唐画師-、2010. 2. 24-4. 5、大阪歴史博物館
• [Remarks] 特集展示唐画師・福原五岳、2009. 2. 25-4. 6、大阪歴史博物館
• [Remarks] 特集展示松本奉時と近世大坂画壇、2008. 10. 3-11. 5、大阪歴史博物館
• [Remarks] 岩佐伸一、上方における俳諧一枚摺の絵師たち、2008. 5. 17、財団法人柿衞文庫
• [Remarks] 岩佐伸一、上田公長の画譜について、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館共同研究「日本古典籍特定コレクションの目録化の研究」研究会、2007. 12. 7、江戸東京博物館
• [Remarks] 岩佐伸一、大坂の書画会、近代大阪美術研究会大会、2007. 11. 25、大阪歴史博物館