2007 Fiscal Year Annual Research Report
日本語学習者の語彙力および読解力の発展におけるメタ言語的スキルの役割
Project/Area Number |
19720129
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
和田 志子 The National Institute for Japanese Language, 研究開発部門, 非常勤研究員 (60399491)
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Keywords | 教育系心理学 / 日本語教育 / 漢字 / 語彙 / 読解 |
Research Abstract |
1. 研究の目的・概要 本課題の主な目的は,非漢字系日本語学者の語彙および文字に対する認識力を測定するための実験用ツールを開発することである。 2. 学術的・社会的有用性 本研究で開発するツールでは回答の正誤だけでなく反応速度を測定できるため,連続的な熟達の度合いを測定できるようになる。また,反応速度はミリ秒単位で測定するため,微細な差が記述できるようになる。 3. 19年度の成果 平成19年度は,以下の3点を実施した。 (1)実験用ソフトウェアの開発 実験課題を選定し,実験用ソフトウェアを開発した。 (2)実験材料の選定 実験ツールに搭載する実験材料を選定した。選定の際は,社会的要因,言語学的要因,視覚的要因,の3種の要因を用いて統制した。 (3)実験ツール開発 上記(1)および(2)に基づき,実験ツールの内容となるスクリプトを作成した。
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