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2008 Fiscal Year Annual Research Report

日本語学習者の語彙力および読解力の発展におけるメタ言語的スキルの役割

Research Project

Project/Area Number 19720129
Research InstitutionThe National Institute for Japanese Language

Principal Investigator

和田 志子  The National Institute for Japanese Language, 研究開発部門, 非常勤研究員 (60399491)

Keywords教育系心理学 / 日本語教育 / 漢字 / 語彙 / 読解
Research Abstract

1. 研究の目的・概要
本課題の主な目的は,非漢字系日本語学習者の語彙および文字に対する認識力を測定するための実験用ツールを開発することである。第2言語としての日本語に対する認識能力には学習者間個人差が大きいことが広く知られている。また,個人差は心理言語学的な学習者内要因の個人差によって説明されることが知られている。本研究では,語彙能力の熟達度を説明する学習者内要因の一つとして文字認識能力を取り上げ,その個人差を測定するためのツールを開発した。
2. 学術的・社会的有用性
本研究で期待される学術的な貢献は,本研究で開発するツールによって連続的な熟達の度合いを測定することが可能になる点である。これは本研究ではミリ秒単位の回答速度も目標変数に含めるためである。従来のテスト方式の多くは回答の正誤のみを目標変数としているため連続的な度合いを表現できなかったが,本研究のツールでは微細な学習者間個人差や連続的な熟達の度合いを表現することが可能になる。
3. 20年度の成果
平成20年度は,以下の2点を実施した。
(1)実験ツール開発
昨年度開発したソフトウェアに不具合が発見されたので,その修正を行った上で,実験内容となるスクリプトを作成してソフトウェアに実装した。また,パイロット版用実験材料を準備し,パイロット版を完成させた。
(2)パイロットテスト
4名の被験者に対してパイロットテストを行った。実験用ツールはおおむね良好に動作した。今後は実験材料の拡充と実用化に向けたインターフェイスの改良が課題となる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 第二言語習得において学習者の適正が学習成果に与える影響-言語分析能力・音韻的短期記憶・ワーキングメモリに焦点を当てて2009

    • Author(s)
      向山陽子
    • Journal Title

      日本語科学 25

      Pages: 67-89

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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