• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

後七日御修法に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19720170
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

真木 隆行  Yamaguchi University, 人文学部, 准教授 (00325234)

Keywords後七日御修法 / 東寺長者
Research Abstract

当該年度における関係史料の調査と関係史料収集については、まず8月3日、東京大字史料編纂所において、報恩院本『東寺長者補任』写真版を閲覧し、活字版の校合作業をおこなった。8月24日~25日には、京都府立総合資料館において、東寺観智院金剛蔵聖教の写真版を中心とする調査をおこなった。具体的には、『東寺長者補任』諸本の写真版6点を比較検討し、その他の関係史料4種の調査もおこなった。10月10日にも、同館において史料調査の続きを実施した。11月16目~17日には、京都大学にて関係史料の調査をおこない、11月18日には、京都府立総合資料館において、東寺観智院金剛蔵聖教の写真版を中心とする再調査をおこなった。11月29日には、神奈川県立金沢文庫において、金沢文庫古書の写真版を中心とする調査をおこなった。以上の調査の過半において調査旅費を執行し、写真版の紙焼きを申請し、必要な写真版を入手した。
以上の調査の結果、後七日御修法に関する実施記録については、未活字のものも含めて数多く残存している様子が確認できた。それらの網羅的な収集には限界があると認識したため、12世紀までのものを重点的に収集し、13世紀以降については未活字のものを中心に収集し、分析をすすめた。また、修僧交名については、収集した写真版に基づき、僧名記載順による「修僧交名表」を継続作成するとともに、表中に裏書情報も反映させ、変化の様子を捉えた。『東寺長者補任』については、諸写本を比較した結果、報恩院本についで、東寺宝厳院本についても比較的善本であることが判明した。そこでこれらに基づき『東寺長者補任』活字本を校訂しながら、東寺長者推移表の校正と追筆をおこなうと共に、後七日御修法の伴僧の中核となっていた東寺定額僧の実態の一端を把握することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 十二世紀初頭の真言宗阿闇梨と東寺定額僧2010

    • Author(s)
      真木隆行
    • Journal Title

      『(書名未確定、東寺文書研究会論集)』(高橋敏子, ほか編)(思文閣出版) (未確定)(掲載確定)

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi