2010 Fiscal Year Annual Research Report
第2次大戦時の日系アメリカ人強制収容所における新聞発行とアメリカ政府当局の統制
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19720197
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| Research Institution | Toyo University |
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Principal Investigator |
水野 剛也 東洋大学, 社会学部, 准教授 (90348201)
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| Keywords | 日系アメリカ人 / 日系人 / 立ち退き・収容 / 第2次世界大戦 / 言論統制 / ジャーナリズム / 新聞 / 言論・報道の自由 |
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| Research Abstract |
4年計画の最終年にあたる平成22年度は、これまでつづけてきた研究の総決算として、その成果を研究論文や著著としてまとめ、それをできるだけ広く公表することに重点をおいて活動をした。その結果、十分な成果を生むことができたと考えている。
まず、初年度以来継続的に取り組んできた英字論文を書き上げ、かつ審査に通過し、最終的にアメリカで
もっとも権威のある関連雑誌に掲載することができた。論文のタイトルは"Censorship in a Different Name : Press 'Supervision' in Wartime Japanese American Camps 1942-1943"であり、Journalism & Mass Communication Quarterlympの88巻、第1号に掲載した。この学会誌に論文を掲載できる日本人研究者はきわめてまれであり、研究成果の公表という観点からも、大きな成果をあげることができたと考えている。
また、東洋大学から出版助成金を受けて、本研究課題の一部を取り入れた単著を出版した。タイトルは、「敵国語」ジャーナリズム日米開戦とアメリカの日本語新聞、である。450ページを超える大きな著書であり、かなりの労力を要したが、歴史研究者としてこれ以上望めない成果である。
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