2008 Fiscal Year Annual Research Report
中国国民政府成立期の日中関係の再検討、1924~1931年
Project/Area Number |
19730132
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
西田 敏宏 University of Human Environments, 人間環境学部, 准教授 (90362566)
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Keywords | 国際情報交換 / 中華人民共和国 / 日中関係 / ワシントン体制 / 日本外交史 / 中国外交史 / 東アジア国際政治史 / 東アジア国際関係史 |
Research Abstract |
本研究の目的は、中国国民政府の成立期、具体的には、中国国民革命の胎動期である1924年から、1928年の中国国民政府による全国統一を経て、最終的に1931の満州事変の勃発にいたるまでの時期の日中関係を、両国の平和的共存の可能性の有無という観点から、中国側研究協力者(天津師範大学・政治与行政学院・教授/日本学術振興会・外国人特別研究員、高文勝)と共同で再検討することである。そのために、平成20年度には次の1〜6のように研究を進めた。 1平成19年度に引き続き、本研究の課題に関連する内外の先行研究の分析を行った. それにより、先行研究の到達点と課題点を整理し、今後の研究の展望を明確にした。 2平成19年度に引き続き、本研究の課題に関連する内外の公刊史料の収集・分析を進めた。 3中国側研究協力者が、中国(訪問地 : 北京・南京、訪問先 : 首都図書館、北京市档案館、中国第二歴史梢案館、訪問期間 : 平成21年1月3日〜1月17日)においで1「本研究の課題に関連する文献および原史料の調査を行った。 4本研究の課題に関して、中国側研究協力者と主に電子メールによって定期的に協議を進めたほか、資料調査や研究会の機会を利用して、平成20年6月24日および8月9目に相互に研究報告を行い、意見を交換した。さらに平成21年3月14目に、相互に最終的な研究報告を行い、本研究の総括を図った。 5本研究の成果として、共著1冊および雑誌論文1本を執筆・発表した。 6本研究の成果を反映させて、1920年代の日本外交史に関する研究書の執筆を進めた。
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Research Products
(2 results)