2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19730142
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
堀井 亮 Tohoku University, 大学院・経済学研究科, 准教授 (90324855)
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Keywords | 経済成長 / 内生的成長理論 / ナイフエッジ性 / 技術変化 / 限界効用の弾力性 / 費用関数 |
Research Abstract |
最終年度である本年は研究テーマである経済成長に関連する論文の完成と出版を目指した。本年度は3編の論文が査読誌に於いて好意的な評価を得られ、論文の改訂が依頼された。そのうち人的資本蓄積と労働市場の摩擦の関連が経済成長に与える影響を論じた論文はJournal of Public Economic Theoryから改訂を依頼され、その後再投稿も行い、現在最終掲載許可を待っている状況である。また、金融市場の発展が経済成長に与える影響を論じた論文は、Journal of Macroeconomicsから改訂依頼を受け、現在引き続き作業中である。さらに、知識蓄積が経済成長及びその循環パターンに与える影響を論じた論文はJournal of Economic Dynamics and Controlにおいて改訂依頼を受けており、まもなく再投稿を行う。経済学分野においては査読に時間を要するため研究期間中での掲載決定とならず、下記研究発表リストに含めることはできないが、上記3誌はいずれもマクロ経済学分野で有力な査読誌であり、そこで好意的な評価及び改訂依頼を得られたことは本研究結果の重要性が一定の評価を受けたものと考えられる。また、本年度3月(最終月)からは米国Yale大学での在外研究に出発しており、そこにおいても本研究の成果報告、および在米研究者とのディスカッションや共同研究を行い、本研究結果のさらなる発展・応用を進めていきたいと考えている。
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