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2007 Fiscal Year Annual Research Report

植民地経済の運営と官民の認識-植民地台湾像の再検討-

Research Project

Project/Area Number 19730241
Research InstitutionNagoya Gakuin University

Principal Investigator

河原林 直人  Nagoya Gakuin University, 経済学部, 講師 (90434589)

Keywords経済史 / 台湾史 / 植民地 / 経済政策
Research Abstract

平成19年度に実施した主な作業は次の通りである。計画初年度であるため,本研究に必要な資料収集と整理に重点を置いた。臨時台湾産業調査会・熱帯産業調査会・臨時台湾経済審議会に関する直接的な諸資料の所蔵を確認して資料収集を行い,適宜これらのイベントに言及されている間接資料も併せて収集した。
7月に台湾の南投県に赴き,同県中興新村にある国立国史舘台湾文献館に所蔵されている台湾総督府文書『公文類纂』を調査した。ここで上記の調査会・審議会に関する記録を抽出して複写,帰国後に整理する形を取った。また,台北市内において本研究課題に関連する書籍や資料の収集を行った。ただし,この台湾調査で明らかになったことは,『公文類纂』の中に調査会や審議会に関する具体的な記録がほとんど残されていなかったということである(高等官の人事記録以外はほぼ皆無であった)。こうした事情から,本研究課題に関する資料収集の方針を変更して,やや広範囲に資料を集めることとした。すなわち,同時代の周辺資料による情報の補完を試みる形である。
以上のような経緯で,今年度に行った作業としては資料収集と収集資料の整理に力点を置いたため,具体的な分析や外部に発表するための業績の作成には至っていない。しかしながら,初年度において国内外における本研究課題に関する資料の残存状況や所蔵先がほぼ明らかにできた。それ故,次年度以降は比較的ポイントを絞った形での調査が可能になったため,初年度の目標である本課題の基礎調査を完了し得たとみなせる。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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