2009 Fiscal Year Annual Research Report
産業革命期イングランドにおける生活水準:貧困と経済犯罪
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19730244
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
山本 千映 Osaka University, 経済学研究科, 准教授 (10388415)
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| Keywords | 数量経済史 / 生活水準 / 貧困 / 犯罪 / 労働市場 |
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| Research Abstract |
スタッフォードシャー州文書館所蔵の四季裁判所記録(Calendars of Prisoners)についての入力作業をExcel上で続けるとともに、データベースソフトを使って、情報の取り出し方の設計も進めている。また、1841年および1851年のセンサスの個票データとの連結を視野に、1841年前後、1851年前後のデータの加工も始めた。特に、スタッフォードやウォルヴァハンプトンなどの都市部に関する情報について、データリンクを進めている。
データを地図上に落とす作業については、ケンブリッジ大学地理学部のリサーチユニットである、Cambridge Group for the History of Population and Social Structureにおいて、1851年センサスの調査区分(複数教区を集めたRegistration District (RD)、および教区)レベルのマップデータを作成していることが判明したので、そちらの利用を申請し、ArcGIS用のシェイプファイルを入手した。ただし、RDの特定化に関して、独自のコーディングが施されているため、四季裁判所記録に出てくる地名をケンブリッジグループのコードに合わせる作業も行っている。
同時代の新聞記事の収集についても継続して行っているが、同時に、すでにデジタル化されウェブ上で公開されているロンドンにおける四季裁判所記録(the Proceedings of the Old Bailey)についても、初期においては民間による商業的な目的での刊行が行われていたという事実から、現代の新聞に相当するものとして、その有効な利用法を探っている。
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