2007 Fiscal Year Annual Research Report
新しいキャリアと有効なマネジメント施策に関する実証研究
Project/Area Number |
19730247
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
上野山 達哉 Fukushima University, 経済経営学類, 准教授 (90323188)
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Keywords | キャリア / 人的資源管理 / 経営管理 |
Research Abstract |
本研究では「組織間・組織内を問わずさまざまな境界を乗り越える能力や意欲のある有能な従業員を企業がいかにマネジメントし、組織成果につなげていくか」を理論的・実証的に明らかにすることを目的としている。このような目的を2年間で達成するため、初年度の19年度は以下のような活動を実施した。先行する科研費助成研究をふまえつつ、より統合的な枠組み構築をはかるため、文献を渉猟した。とくに、これまで職務満足やモチベーションとの関連のみが論じられていた(たとえば、田尾、1987)職務特性(職務設計)論について、キャリア意識や志向性とを結びつける中間ロジックの理論的考察に焦点を当てた。理論的考察については、単独で進めるのではなく、この期間に実施した小売業従業員に対する質問票調査およびインタビュー調査の計画・実施およびデータ分析を探索的に進めつつ実施したため、相乗作用的に成果につながった。 また、19年度においては、先行調査分析結果や暫定的なフレームワークを発表し,より含意のある研究の方向性を模索することをひとつの課題としていたが、アメリカ経営学会(アカデミー・オブ・マネジメント)の年次大会で研究内容を発表する機会があり、発表セッションにおいて、またその他のインフォーマルな機会において、さまざまな研究者と議論を深めることができた。 20年度は最終年度として、これらを踏まえて研究枠組みをさらにブラッシュアップし大きな成果につなげることが期待される。
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Research Products
(2 results)