2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19730250
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
鈴木 竜太 Kobe University, 経営学研究科, 准教授 (80295568)
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Keywords | メンタリング行動 / 組織市民行動 / 職務特性 |
Research Abstract |
20年度の研究実績は、I調査データの収集と分析、II研究成果の発表、III組織における協調行動に関する文献の渉猟と検討の3点である。 I調査データの収集と分析 : 昨年度に引き続き、3つの質問紙による定量的調査とデータ分析を行った。まず、19年度にデータ収集がなされていた職場のメンバーの知識共有に関する自動車ディーラーを対象とした調査(調査(1))では、マルチレベルのうち階層的線形モデルによるデータの分析を行った。次に、仕事のあり方と職場内の互恵互助的な関係に関する電器メーカーを対象とした調査(調査(2))では、調査設計とデータの収集と分析が行われた。そして、職場のマネジメントとコミュニケーションや互助互恵的な行動に関する調査は、2つの中堅企業を対象に調査(調査(3))を行い、現在データが収集されている段階である。 II研究成果の発表 : 調査(1)の調査結果の一部は論文として執筆を行い、併せて国際学会発表のための英文原稿の準備を行った。調査(2)の調査結果の一部は、経営行動科学学会で発表され、発表に基づいて論文を執筆し、同様に国際学会発表のための英文原稿を準備した。 III組織における協調行動に関する文献の渉猟 : 組織行動論における協調行動に関して、古典的な研究から最新の研究の渉猟を行った。その過程で、公共哲学やコミュニティに関する文献についても平行して渉猟と検討を行い、本研究の理論的フレームワークのプロトタイプを構築した。
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