2008 Fiscal Year Annual Research Report
ゲーム産業の海外業務委託先に対する品質管理基準の確立と評価方法に関する探索的研究
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19730274
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
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Principal Investigator |
中村 彰憲 Ritsumeikan University, 映像学部, 准教授 (70367134)
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| Keywords | 国際分業 / コンテンツ産業 / 品質管理 |
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| Research Abstract |
2年目は、ゲーム及びゲーム関連素材のアウトソーシング先として活用されているウクライナ、チェコ共和国、ならびにポーランドを訪れ、それらの地域におけるコンテンツ開発の現状を確認するとともにサンプルなどを入手している。また、ドイツのゲームコンベンションにて、ロシアのゲームパブリッシャー及び開発スタジオをそれぞれ訪問し前述の他国と同じ手法の半構造化面接を実施した。
これらに加え、昨年度以来、各地域ごとに筆者が日本の協力企業から入手したデザインをベースに3Dモデル化するよう、半構造化面接をおこなったすべてのゲームまたはゲーム素材開発スタジオに実施し、結果を得られる時が出来た、4社からに得た、コンテンツに関する、技術的及び感性的側面よりフィードバックの分析を進め、アウトソーシングをする際の注意事項に関わる、項目化の作業を進めた。この手の研究が前例がないこともあり、作成した項目などはあくまでも初期段階のものである。
これらの研究の中で、まず確認出来た事項は、これまでそれぞれの企業が受託してきたコンテンツの要素を含む作業内容のほうが、明らかに質が高いという印象を受けたこと。欧米企業との開発経験があった企業でも日本の開発者が素材を見た分には、決して評価が高くなかった事があげられた。
ただ、各企業とも3Dモデル化の手法は多種、多様であり使用できる開発スタッフのスキルに応じてその能力がかなり変わるということが明らかとなった。
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