2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19730284
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
柴田 典子 Yokohama City University, 国際総合科学研究科, 准教授 (60347284)
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Keywords | 消費者行動 / ブランド / 自己表現 / アイデンティティ / マーケティング / 自己概念 / 自己呈示 / 消費者価値 |
Research Abstract |
平成20年度は、主に企業による自己表現行為を論証する上で、知識創造論(ナレッジ・マネジメント)の知見(暗黙知から形式知への変換、知の創造の場など)をレビューするため、文献収集を行った。したがって平成21年度においては、知識創造論をマーケティング事象へ活用することに力を入れ、研究をまとめる。 同時に、本研究において必要とされる、消費者行動における自己表現、自己概念、自己呈示に関する文献に漏れのないよう、文献収集と整理を行った。 また、消費者が自分の使用・所有しているブランドに対してどのような自己関連性を持っているかを探るため、ブランドによる自己表現に関する自記式調査(定性的調査)を実施した。これは毎年行っている調査であり、今後も経時的な調査結果の分析をもとに、時系列的な消費者のブランドに対する意識の変化を明らかにしていくためのものである。 その他、上記定性調査の分析および調査票による定量調査の分析に必要なデータマイニング、共分散構造分析、テキストマイニングなどの手法に関し、専門家による実演と事例紹介等を依頼し方法を学んだ。
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