2009 Fiscal Year Annual Research Report
「ドキュメンタリー・リテラシー・プログラム」開発とコミュニケーション・ツール構築
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19730345
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
崔 銀姫 Bukkyo University, 社会学部, 准教授 (30364277)
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Keywords | ドキュメンタリー / メディアリテラシー / 映像文化 / イメージ / オルタナティブ / メディア空間 / コミュニケーション / ドキュメンタリーチャンネル |
Research Abstract |
本研究の目的は「ドキュメンタリー」の映像文化の再検討、体系的かつ具体的な「メディアリテラシー」プログラム開発を通して「ドキュメンタリー」のイメージの文化的な意味と解釈にかかわる実践と理論の接合を整理をするとともに、オルタナティブなメディアとしての情報発信や情報提供、情報の蓄積のできるコミュニケーションとしてのドキュメンタリー空間の創出である. 平成21年度には「ドキュメンタリーの理論と実践」の総括と研究成果の整理を目標とした.そのために、実践の成果発表と実践の検証を持続することが重要であった.本研究の実践的な成果としてのオルタナティブ・メディア・コミュニティであるドキュメンタリーチャンネル(URL:http://d-ch.tv)は、既存とは異なるコミュニケーションとしてのドキュメンタリー空間を目指し、運営し続けている.また、広い意味での循環的なコミュニケーションとしての空間の構築を創出する今回の実践の成果をより体系的に、理論的な検証を行った.今後は、今回の研究で構築できた現在運営中のサイトを持続的に活用しながら、教育的・社会的・文化的な意義を検討し続けたい.そして階層や、年齢、性別等を問わず実践的な活動を広げていくことが重要な課題であると考える. 平成21年の成果 [報告] 崔銀姫、Alternative Media Practice、MellPlatz EXPO2010, 2010年3月、東京大学. 〔関連図書〕(計1件) 崔銀姫、水越伸・東京大学情報学環メルプロジェクト編、「メディアリテラシー・ワークショップ」東京大学出版会、2010年3月、2部コラム頁担当.
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