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2007 Fiscal Year Annual Research Report

会話スキルトレーニングにおける客体的自覚および知識の効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19730390
Research InstitutionAichi Shukutoku University

Principal Investigator

小川 一美  Aichi Shukutoku University, コミュニケーション学部, 准教授 (70345875)

Keywords会話スキル / トレーニング / 客体的自覚 / 智識 / 効果測定
Research Abstract

本研究は、会話スキルを向上させるためのトレーニング内容を開発することが目的である。まず、会話スキルの構成概念について検討し、測定尺度を考案する。そして、会話スキルトレーニングでは、自分の会話中の姿を客体視させる条件、会話スキルに関する知識を提供する条件、統制条件を設け、各条件下での会話スキル得点の変化を比較することで、会話スキルにもたらす客体的自覚および知識の効果を検討する。
平成19年度は、類似概念であるコミュニケーション能力や社会的スキルとの概念間の関係などを検討し、会話スキルの構成概念や定義を明確にした。具体的には、類似概念も含めた先行研究のレビュー、社会的スキル研究者などと共にワークショップの開催、企業や教育現場で必要とされる会話スキルの聞き取り調査を行った。その結果、会話スキルは社会的スキルの一部であるが、会話場面に限定されたものであり、かつ行動に現れるものを対象としていることなどが整理された。現在、その成果の詳細をまとめ、報告書を作成している。さらに、会話スキルの構成概念に基づき、測定尺度の作成にも取り組んでいる。この測定尺度はトレーニングの効果測定に使用するものである。一方、トレーニング内容に関しては、2006年に行った予備実験について第20回対人社会心理学フォーラムで発表を行い、多くの社会心理学者からの意見を収集し、条件や手続きの再検討を行った。さらに、対人コミュニケーションを研究対象としている社会心理学者らからの専門的な知識の提供を得て、トレーニングで使用する知識提供としての会話スキルアップのポイント解説DVDの内容検討を行っている。
平成20年度は、会話スキルトレーニングを実践し、効果測定としての追跡調査を行う予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 会話スキルトレーニング開発のための探索的研究-客体的自覚状態が会話スキルに及ぼす影響-2007

    • Author(s)
      小川一美
    • Organizer
      第20回対人社会心理学フォーラム
    • Place of Presentation
      大阪大学
    • Year and Date
      2007-07-14
  • [Presentation] コミュニケーション力について考える2007

    • Author(s)
      小川一美、斎藤和志、相川充、小方真、小野祐輝
    • Organizer
      日本グループ・ダイナミックス学会第54回大会
    • Place of Presentation
      名古屋大学
    • Year and Date
      2007-06-17

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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