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2008 Fiscal Year Annual Research Report

外国人児童生徒教育拡充のための学校・教員支援システムの開発

Research Project

Project/Area Number 19730483
Research InstitutionTokyo Gakugei University

Principal Investigator

臼井 智美  Tokyo Gakugei University, 国際教育センター, 准教授 (30389811)

Keywords外国人児童生徒 / 指導体制 / 教員研修 / 指導力 / JSLカリキュラム / 日本語指導
Research Abstract

本研究の目的は、日本語指導が必要な外国人児童生徒の受け入れと指導を円滑に行い、さらに外国人児童生徒教育の質的、量的な拡充を図るための、学校・教員支援システムの開発を行うことである。そのために、具体的な研究課題として設定したのは、外国人児童生徒教育の担当教員が必要とする指導力の中身とその形成過程を明らかにすることである。そこで、公立小・中学校で外国人児童生徒の指導に携わっている教員(主に、加配教員として外国人児童生徒の指導に専任で携わっている教員)を対象に、質問紙調査と聞き取り調査を実施した。調査データを分析した結果、中間的な成果として、次の点が明らかになった。
ブラジル人を教えるとか中国人を教えるという子どものルーツの違いに影響されない、外国人児童生徒の指導担当教員としての共通の成長過程があると推測される。また、外国人児童生徒の指導担当教員としての成長に要する時間が一様ではなく、ある教員が1年で理解するものを、別の教員は3年かけて理解するということがある。そのため、外国人児童生徒の指導は、年数を経れば上手になっていくというものではなく、適切な環境やサポート、本人の努力がないと、指導経験が3年ほどあったとしてもほとんど何も理解していないということがある。逆に、適切なサポートと本人の努力があれば、経験3年程度でも、高い指導力を発揮することができることもある。この点を踏まえて、指導力の効果的な形成を支援する教員研修のあり方を検討していく必要がある。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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