2007 Fiscal Year Annual Research Report
グローバリゼーションの時代における学校・家庭・地域の協働
Project/Area Number |
19730503
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
諏訪 晃一 Osaka City University, 都市研究プラザ, 博士研究員 (50440962)
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Keywords | 学校・家庭・地域の協働 / グローバリゼーション |
Research Abstract |
本研究は,グローバリゼーションの時代における学校経営の課題として,学校・家庭・地域の協働を取り上げ,グローバルな観点から理論的・実践的に明らかにし,国際的な水準で発信することを目的とする。 今年度は,研究代表者がこれまで調査を実施してきた大阪府内を中心に,フィールド調査を行った。調査の中では,主に校区単位での地域活動を実質的に担っている地域住民を対象にしたインタビュー等を実施した。この中では,校区単位での地域活動に参加する契機として,学校でのPTA活動が重要な役割を果たしているという知見を得た。 また,国内の全国規模の実践家の団体である「学校と地域の融合教育研究会」のフォーラムに参加し,全国の実践の動向を把握した。さらに,米国,ジョンズホプキンズ大学のCenter on School,Family and Community Partnerships(CSFCP)によって開催された,14th INET MEETING(International Roundtable of Scholars on School,Family,and Community Partnerships)に参加し,国際的な研究の動向を把握した。特にINETに参加した成果として,各国の国内での事例に基づいて国際的な水準で研究成果を発表する際には,事例の記述と理論的な考察の間のバランスに特に配慮を要することが明らかとなった。 本年度時点での予備的な成果については,マレーシアで開催されたAsian Association of Social Psychologyにて発表した。国内では,日本心理学会の年次大会及び日本質的心理学会の年次大会において発表を行った。
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