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2009 Fiscal Year Annual Research Report

イギリスにおける大学の社会連携に関する歴史的研究

Research Project

Project/Area Number 19730511
Research InstitutionHijiyama University Junior College

Principal Investigator

土井 貴子  Hijiyama University Junior College, 短期大学部, 講師 (00413568)

Keywords教育史 / 大学成人教育史 / 大学史 / 労働者教育協会 / イギリス
Research Abstract

本研究は,イギリスにおける大学の社会連携の取り組みを歴史的に明らかにすることを目的としている。大学と、労働者階級への高等教育の普及をめざして設立された労働者教育協会(WEA)とが連携,協力して展開した大学成人教育運動に焦点を当てている。
(1) 本年度は、ユニバーシティ・カレッジから大学に昇格したばかりの1900年から1930年頃までのバーミンガム大学を取り上げた。具体的には、バーミンガム大学で社会連携を担う組織機関であったSocial Study Committee・大学拡張委員会・チュートリアル・クラス合同委員会の活動と、WEAバーミンガム支部の設立と初期の活動を検討し、両者の連携のあり方を考察した。バーミンガム大学は、バーミンガム市との関係からも新たな社会連携のあり方を模索しており、公共サービスや社会サービスの点から活動を展開した。Social Study研究と結びついた活動は、Social Studyディプロマの制定につながった。この点はバーミンガム大学における社会連携の特徴といえよう。本事例は、ユニバーシティ・カレッジから市民大学に昇格した大学がその機能として社会連携をどう位置づけようとしていたのかを検討するだけでなく、新たな学問の制度化に成人教育が果たした役割を考える上でもよい事例となると考える。
(2) イギリスからロイ・ロウ教授を招聘し、広島と京都で研究会を開催した。キール大学の設立につながったノーススタッフォードシャにおける成人教育の独特な発展についてのロウ教授の論稿を邦訳する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 大卒教師資格(PGCE)初等・幼児低学年コースにおける教員養成の実際―バーミンガム大学を事例として―2009

    • Author(s)
      土井貴子
    • Journal Title

      和顔愛語 第38巻

      Pages: 1-7

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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