2007 Fiscal Year Annual Research Report
「格差社会」における子育て支援の学習機能-ファミリー・サポート・センターの事例-
Project/Area Number |
19730512
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Research Institution | Saga Women's Junior College |
Principal Investigator |
東内 瑠里子 Saga Women's Junior College, こども学科, 専任講師 (50390315)
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Keywords | 子育て支援 / 格差社会 / 学習内容 / 海外比較 / 親支援プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、「格差社会」と言われる日本の現状において、多様な価値観や生活状況にある親の、親としての自覚や規範意識を形成していく子育て支援の学習機能、特に学習内容を、海外との比較によって検討し、プログラム開発することにある。 本年度は、日本におけるファミリー・サポート・センターの学習内容としても利用される、カナダの家族支援プログラムに着目し、その実態と、学習内容について検討した。そのことによって、日本の子育て文化とカナダの子育て文化の類似点と相違点、日本におけるプログラム導入の成果と課題について明らかにするために、以下の調査を行った。 (1)カナダの子育て支援の現状について、文献調査によって整理した。 (2)カナダの子育て支援の現状について、トロント市の現地調査から明らかにした。ファミリーサポートコンサルタントとの懇談、そしてYMCAファミリーディベロツプセンター、Masseyセンター、Gerrardリソースセンター、インナーシティペアレントリソースセンターの視察を実施した。 カナダは、日本と違い、多文化主義の国家である。特に1970年以降、100種類以上に及ぶファミリー・リソース・プログラム(FRP)が盛んに行われ展開された。ヒアリングによると、各地の実践を集めて、ノーバディーズパーフェクトプログラムの開発が行われたというボトムアップ式の実態が明らかになった。 (3)日本におけるファミリーサポートの学習内容について、経緯や成果、問題点について整理した。
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