2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19730515
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大島 真夫 The University of Tokyo, 社会科学研究所, 研究員 (60407749)
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Keywords | 教育学 / 社会学 |
Research Abstract |
本研究は、就職状況の改善が進む中でもなお職業への移行がスムーズにできずに無業者となってしまう学生の発生メカニズムを、社会学的な視点から詳細に解明することを目的とする。卒業間近に回顧的に実施した調査はこれまでにもあったが、そのような調査は就職活動結果によって少なからず回答が左右されるおそれがあるので、就職活動の開始から卒業までリアルタイムにかつ追跡的に調査を行うことでそのような問題点をクリアすることが重要である。 事業初年度の平成19年度は、以下の調査・研究を実施した。 (1)6月に調査協力を申し出てくれた大学を訪問し、就職指導担当職員から聞き取り調査を実施するとともに、具体的な方法について相談をした。また、教員から当該大学の学生の状況について聞き取りを行った。その後継続的に連絡を取り、11月に再度訪問し最新の状況についての情報収集と、調査方法の最終確認を実施した。 (2)12〜1月ころ(活動開始時期)、2〜3月ころ(セミナー等選考開始直前時期)の2回、3年生を対象にWWWを通じた調査を実施した。 (3)上記の調査とは別に、年度を通じて国内外の既刊の研究・文献等の収集を行い、先行研究の詳細な整理を行った。また公表されているものを中心に統計資料を網羅的に収集し、分析を行った。また、追跡調査におけるデータの扱い方や研究方法について、実際の調査結果を用いて分析を行うことにより検討を行った。
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