2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19730515
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大島 真夫 The University of Tokyo, 社会科学研究所, 研究員 (60407749)
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Keywords | 教育学 / 社会学 |
Research Abstract |
本研究は、就職状況の改善が進む中でもなお職業への移行がスムーズにできずに無業者となってしまう学生の発生メカニズムを、社会学的な視点から詳細に解明することを目的とする。卒業間近に回顧的に実施した調査はこれまでにもあったが、そのような調査は就職活動結果によって少なからず回答が左右されるおそれがあるので、就職活動の開始から卒業までリアルタイムにかつ追跡的に調査を行うことでそのような問題点をクリアすることが重要である。 事業2年目の平成20年度は、以下の調査・研究を実施した。 (1) 昨年度調査を実施した大学に6月、11月、1月に訪問し、WWWを通じた質問紙調査に協力をしてくれている学生に直接面談し、インテンシブな聞き取り調査を行った。また、就職指導担当職員から聞き取り調査を実施するとともに、就職状況についての聞き取りを行った。4年生の12〜1月ころ(活動終了期)に1追跡対象者に対してWWWを通じた質問紙調査を実施し、最終的な進路を確認した。 (2) 上記の調査とは別に、年度を通じて国内外の既刊の研究・文献等の収集を行い、先行研究の詳細な整理を行った。また公表されているものを中心に統計資料を網羅的に収集し、分析を行った。また、追跡調査におけるデータの扱い方や研究方法について、研究代表者が業務で関わっている東京大学社会科学研究所のパネル調査(JLPS)用いて分析を行うことにより検討を行った。
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Research Products
(2 results)