2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
A Wide-Ranging Study Probing the Dark Side of the Universe
| Project/Area Number |
19740099
|
|---|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
| Allocation Type | Single-year Grants |
|---|
| Research Field |
Astronomy
|
|---|
| Research Institution | Kyoto University |
|---|
Principal Investigator |
TOTANI Tomonori Kyoto University, 大学院・理学研究科, 准教授 (90321588)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2009 – 2010
|
| Keywords | 暗黒物質 / 暗黒エネルギー / 暗黒時代 |
|---|
| Research Abstract |
現在の最新宇宙論における重要問題はいくつかあるが、その最大のものは「宇宙のダークサイド(暗黒面)」という言葉で以下の三つにまとめることができるだろう。すなわち、(1)宇宙を加速膨張させる「ダークエネルギー」、(2)宇宙の重力を支配する「ダークマター(暗黒物質)」、そして(3)宇宙の晴れ上がりから最初の天体形成と宇宙再電離をつなぐ「ダークエイジ(暗黒時代)」である。本研究の目的は、様々な最新観測計画に連携した理論的研究を通じてこれらの重要問題に関するサイエンスをさらに推し進め、宇宙論で残されたフロンティアであるダークサイドの解明に貢献することである。
具体的には、以下の三つを柱としている。
(1) ダークエネルギー:すばるFMOSによるバリオン振動探査(FastSound計画)
(2) ダークマター:GLAST衛星とダークマターからの対消滅ガンマ線
(3) ダークエイジ:ガンマ線バーストで探る初代天体形成と宇宙再電離
である。
|
Research Products
(8 results)
