2007 Fiscal Year Annual Research Report
多波長観測による、塵に埋もれた活動的な超巨大ブラックホールの進化の研究
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19740109
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| Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
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Principal Investigator |
今西 昌俊 National Astronomical Observatory of Japan, 光赤外研究部, 助教 (00311176)
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| Keywords | 天文学 / 超高光度赤外線銀河 / 赤外線観測 / ミリ波観測 / すばる望遠鏡 / あかり赤外線天文衛星 / スピッツアー赤外線天文衛星 / 野辺山ミリ波干渉計 |
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| Research Abstract |
1. 米国のスピッツアー赤外線天文衛星を用いた超高光度赤外線銀河(ULIRG)の分光観測を行い、半数近くの天体で、塵に埋もれた、盛んに質量降着をしている活動的な超巨大ブラックホール(AGN)のサインを見つけた。研究成果を査読論文としてまとめた(次ページの論文1、3)。
2. 日本のあかり赤外線天文衛星を用いて、すばる望遠鏡によるこれまでのULIRGの研究をより遠方に拡張し、赤外線光度が大きくなるほど、塵に埋もれたAGNのエネルギー的役割が大きいことを発見した。
3. 野辺山ミリ波干渉計を用いた、波長3ミリ帯のシアン化水素(HCN)とホルミルイオン(HCO+)輝線でのULIRGの観測を継続した。塵に埋もれたAGNが周囲の星間ガスに与える影響を用いて、質量降着している超巨大ブラックホールの存在を検証した。研究成果を査読論文としてまとめた。(次ページの論文2)
4. 米国のスピッツアー赤外線天文衛星を用いた、宇宙論的遠方にあるAGNの分光観測を行ない、塵がエネルギー源を囲んでいる幾何学を明らかにした(次ページの論文4)。
5. 日本のすばる望遠鏡、米国のNASA IRTF望遠鏡、及び、米国のスピッツアー赤外線天文衛星による、近傍セイファート銀河の赤外線分光観測を行い、星生成活動が、超巨大ブラックホールの質量の成長を支配していることを明らかにした(次ページの論文5、6)
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