2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19740265
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Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
石原 吉明 National Astronomical Observatory of Japan, RISE推進室, 研究員 (80400232)
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Keywords | インフラサウンド / 南極 / 領域融合 / カップリング |
Research Abstract |
本年度は、初年度ということで、南極昭和基地に観測機材を持ち込み、観測点の構築を行った。実際の機材の設置作業については、49次南極観測隊(夏隊)の戸田隊員(愛知教育大学助教)を中心とした、49次夏隊の地学分野の隊員に依頼した。南極観測隊の出発に先立ち、南極仕様の観測システムを使い、国内での試験観測を実施し、昨日確認を行った。また、国立極地研究所において、実作業を行う観測隊員の方々に、機材の説明および観測システムの構築方法、注意事項をレクチャーした。 2007年12月22日に観測点の設置が終了し、国内とのネットワーク回線の整備等を2008年1月初旬までかけて行い、国内から準リアルタイムにデータ取得できる体制を整えた。現在は、49次越冬隊の青山隊員(極地研究所助教)に観測点のメンテナンス等の現地作業に関してご助力いただき、観測を継続している。 当初南極には、本研究費で購入したセンサーを展開する予定であったが、南極観測隊出発に納品が間に合わず、すでに国内で使用していたセンサーの一台を南極へ移設し、来年度以降、極地研究所と相談の上、新センサーへの入れ替えを行うこととした。新センサーは、モデルチェンジによりインターフェースが既存のセンサーから変更されたため、新たにインターフェースを作成した。 南極でのインフラサウンド観測は、日本では初めての試みであり、世界では5番目の南極での観測点となり、観測体制が無事に構築された意義は大きい。
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Research Products
(1 results)