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2007 Fiscal Year Annual Research Report

黒潮の蛇行に伴う四国・九州沿岸域の流動変動と物質輸送に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19740295
Research InstitutionFukui Prefectural University

Principal Investigator

兼田 淳史  Fukui Prefectural University, 生物資源学部, 講師 (70304649)

Keywords海洋物理・陸水学 / 自然現象観測・予測 / モニタリング / 海洋科学
Research Abstract

当初の計画通り,(1)日本およびアメリカの海洋データの収集,(2)黒潮のデータセット作成,(3)宇和海における多項目の海洋観測体制の構築を実施した。
(1)のデータ収集では,まず黒潮に面した九州・四国周辺の陸棚および沿岸域のデータを,当海域に関係する水産試験場や大学の協力を得て収集することができた。次に,黒潮と同様に世界を代表する西岸境界流であるGulf Stream域のデータを収集するためアメリカ・ジョージア州のSkidaway海洋研究所へ行った。同研究所の研究者に本研究の概要を説明し,データ利用の許可を得た。ここで黒潮とGulf Stream域に面する陸棚-沿岸域のデータを収集できたことは重要な成果であった。(2)黒潮のデータセットの作成として,この25年間にわたる黒潮流軸のデータセットを作成した。このことは,(1)で収集したデータと黒潮擾乱の関係を比較する解析の準備体制が整ったといえる。そして,(3)宇和海における海洋観測体制の構築は,繰り返し現場に行って実施した。その結果,新たに多層の流向・流速,濁度,クロロフィル(植物プランクトン),光量子などを測定項目とする多項目の海洋観測体制を整備することができた。このような多項目の同時観測は日本ではまだ少数で,今後の海洋モニタリング技術の向上および,その運営体制を設計するために必要な知見が得られると期待している。
また,研究を進めながら本研究の成果の一部を日本海洋学会で発表した。具体的には,(1)のデータ解析の結果のうち,Gulf Stream域の環境変動について明らかにしたことを発表した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] South Atlantic Bightにおける風の季節変化に起因する海況変動2007

    • Author(s)
      兼田 淳史
    • Organizer
      日本海洋学会
    • Place of Presentation
      沖縄(那覇)
    • Year and Date
      2007-09-27

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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