2008 Fiscal Year Final Research Report
Synthesis and Reactivity of Metallocenoid Palladium Clusters
Project/Area Number |
19750078
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
MURAHASHI Tetsuro Osaka University, 大学院工学研究科, 准教授 (40314380)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 有機金属触媒 / 有機金属化合物 |
Research Abstract |
本研究者は、最近、金属シートが炭素シートに挟み込まれた構造を持つサンドイッチ化合物を初めて合成することに成功している(Science, 2006, 313, 1104)。この新型のサンドイッチ化合物は、構造的観点からみてこれまでにない分子触媒や分子材料として応用できる可能性を秘めており、その基本的な化学的性質に大きな興味がもたれる。本研究では、三角形状三核金属構造をもつメタロセン型パラジウムクラスター分子の創製と反応性について研究をおこなった。その結果、シクロヘプタトリエニルに加えて、アレーンやシクロヘプタトリエンを配位子として用いることにより三角形状三核サンドイッチ錯体を安定に単離できることを初めて明らかにした。また、反応性について解明を進めた結果、これらの錯体が還元的二量化反応を起こし、金属間結合を形成しながらカップリングすることを見出した。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation]2008
Author(s)
T. Murahashi, M. Fujimoto, Y. Hashimoto, R. Inoue, K. Chiyoda, T. Uemura, Y. Kawabata, S. Ogoshi, H. Kurosawa
Organizer
日本化学会第88春季年会アジア国際シンポジウム
Place of Presentation
東京
Year and Date
20080000
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