2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19760199
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
西嶋 仁浩 Oita University, 工学部, 助教 (50363544)
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Keywords | 電力工学 / 省エネルギ / 電子デバイス |
Research Abstract |
平成20年度の『研究実施計画』には, 考案方式を実用化レベルまで高めることを目的として記載している. これに対し, (1) 電力損失解析(回路部品の導通損失, スイッチング損失, ドライブ損失など) (2) 最適な回路部品の選別 (3) 回路基板パターンの高密度設計 (4) スイッチング周波数の高周波化(19年度 : 400kHz/phase→20年度 : 1MHz/phase), (5) 制御回路の設計 を行い, 従来の多相式降圧型コンバータに比べて軽負荷時に5%程度の改善が得られる等, 優れた特性が得られることを実験により確認した.これらの研究成果は, 現在,電子情報通信学会のジャーナルに投稿中であり, 2009年4月13目の条件付採録通知を受け, 若干の修正を加えている最中である.(受付番号 : 2009JBP3012, 論文種別 : 論文, 分冊 : B, 一般/特集 : 一般, 論文題目 : 多相式高降圧コンバータ, 判定日 : 2009年04月10日) また, 上記の成果を受けて, 現在, 情報通信機器メーカーと実用化に向けた共同研究を行っており, 多層基板を用いた実用化レベルでの試作機を作成中である. さらに, 同企業と応用回路についての特許出願も済ませており, 今後, この新方式についても実用化に向けた試作評価を行うことにしている.
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