• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2007 Fiscal Year Annual Research Report

視差画像による画像明瞭化手法とその応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19760274
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

杉田 泰則  Nagaoka University of Technology, 工学部, 助教 (30401780)

Keywords遮へい物 / 画像明瞭化 / 高度道路交通システム / 画像認識
Research Abstract

本研究では、画像センサーを用いた対象物の認識性向上を目的として、画像取得時に含まれる遮蔽物(例えば、カメラレンズ自体や防護ガラス、車のフロントガラス等に付着する雪、水滴、水垢など)を高精度に除去し、認識処理に適した明瞭な画像を生成する遮蔽物除去システムの開発を行っている。具体的には、複数のカメラを用いて撮影された画像から1枚の明瞭な画像を生成するシステムである。このようなシステムの構築に対して、本研究では、まず、1)交通監視カメラのようにカメラが固定された環境下(以下、固定カメラと呼ぶ)での遮蔽物除去手法を確立し、その手法を、2)車載システムや産業用ロボットのようにカメラ自体も移動する(傾いたりする)環境下で使用する場合への拡張を試みる。今年度は、主に固定カメラについて検討を行った。以下では、今年度の検討内容とその成果について概要をまとめる。
1.「画像入出力装置」、「画像処理用計算機」、「画像処理ツール」等の研究の基盤を整備した後、雨・雪等の様々な気象条件下におけるサンプル画像を多数収集・整理した。これにより、従来手法の利点・欠点について詳細に調べることができた。
2.ふくそう角をもって配置された複数のカメラからの取得画像を用いて、近景撮影時の画像中に含まれる遮蔽物を除去する手法を検討した。各カメラからの取得画像が遮蔽物以外の箇所で一致するよう画像を投影変換し、変換後の画像情報を用いて遮蔽物を除去できることを確認した。しかし一方で、何らかの影響でカメラが振動した場合には、遮蔽物の除去精度が低下することも確認された。今後は、各カメラにジャイロセンサを取り付け、カメラの振動における光軸の変化を計測し、その変化量から画像のずれを補正することで振動による影響を軽減する手法を検討する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] Designing FIR Digital Filters with the Specified Maximum Group Delay Errors2007

    • Author(s)
      Yasunori Sugita, Naoyuki Aikawa, and Toshinori Yoshikawa
    • Organizer
      14th IEEE International Conference on Electronics, Circuits and Systems
    • Year and Date
      2007-12-12
  • [Presentation] 色空間の変換による劣化カラー画像復元法の検討2007

    • Author(s)
      佐々木亨, 杉田泰則, 吉川敏則
    • Organizer
      電子情報通信学会信越支部大会
    • Year and Date
      2007-09-29

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi