2008 Fiscal Year Annual Research Report
少子化社会における安全安心な子育てと健全な子の育ちに配慮した都市環境
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19760361
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| Research Institution | Kokushikan University |
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Principal Investigator |
寺内 義典 Kokushikan University, 理工学部, 准教授 (00338295)
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| Keywords | 地域都市環境 / 子ども / 都市環境 |
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| Research Abstract |
東京都・神奈川県に在住の母親に対して、子育て環境に関する意識調査を実施した。子育て環境についての不満は多く、それが居住地選択時点で考慮されていないことも多い。対象地域でまちづくりや子育て支援を担うキーパーソンへのヒアリングでも、さらなる配慮の必要性が示された。都市インフラの子育て環境の整備は重要である。
子どもの行動調査では、対象地域のM小学校全児童の目的別の利用道路を集計した。利用頻度の高い道路は通学路に限らないこと、習い事や塾や越境入学の影響により低学年から活動範囲が大きく広がっていることがわかった。通学路に限らず地域の街路には子どもへの配慮が必要である。
子どもの街路環境調査では、地域の小学生201人を対象として、さまざまな街路の好嫌感をヒアリングした。フリーワードで回答された好き・嫌いの理由を7大分類と中小分類に整理した。嫌いの理由は犯罪などの危険に対する不安が多いが、好きの理由は沿道環境や利用頻度が多い。子どもに配慮した街路の整備を考える上での知見を得た。
対象地域内の40の公園・ポケットパークにおける時間別属性別利用調査を実施した。規模により公園に利用は大きく異なり、密集市街地内のポケットパークでは子ども・大人とも利用は少ない。見通しの改善だけでなく、自然監視(大人の見守り)を増やす方策も重要である。
子どもの遊び調査では、対象地域の4小学校児童へのヒアリング調査を実施した。都市内の自然を利用した遊びを確認した。一方で、防犯対策を遊びに転じたり、携帯ゲームの通信機能の使用するなど、現代都市社会のなかで遊びを創造する子どももみられた。遊びのヒアリング結果は、四世代遊び場マップとして発行した。対象地域のアクションリサーチとして、これを用いた街探検ワークショップを子どもが主体となって開催され、参加者のさまざまな意見を集めることができた。
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Research Products
(1 results)
