2007 Fiscal Year Annual Research Report
ミクロ・マクロ両アプローチによる単身世帯エネルギー消費行動の分析
Project/Area Number |
19760404
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
福代 和宏 Yamaguchi University, 大学院・技術経営研究科, 准教授 (30346572)
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Keywords | 建築環境 / 省エネルギー / 単身世帯 |
Research Abstract |
マクロ的アプローチとは、地域性、気象条件、住宅種別、世帯類型、所得などの地理的・デモグラフィック的因子が家庭内エネルギー消費量に与える影響を統計書等に基づいて検討することを意味し、ミクロ的アプローチとは、個人レベルの動機や理由付けがエネルギー消費行動にどのような影響を及ぼしているのかをインタビューやアンケートなどにより検討することを意味している。 本年度は、マクロ的アプローチとして、総務省統計局による家計調査および小売物価統計調査の結果(2000年1月〜2004年12月分)を用いて各地方都市における一世帯あたりのエネルギー消費量の推定を行った。そして、この原単位を電力・ガス会社のIRデータまたは統計書データと比較することによって推定手法の妥当性を検証した。また、各地気象台のデータ等を援用し、回帰分析によって気象条件が電力、ガス、灯油消費量に与える影響を検討した。 また、ミクロ的アプローチとして、約1000の単身世帯に対するアンケート調査を実施し、年齢、性別、職業の有無、住居種別、家電品普及状況などのデモグラフィック属性がエネルギー消費や省エネルギー意識に与える影響を検討した。
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Research Products
(3 results)