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2007 Fiscal Year Annual Research Report

折衷主義建築における鉄材と装飾の相関性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19760445
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

横手 義洋  The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 助教 (10345100)

Keywords折衷主義
Research Abstract

19世紀後半のイタリアに求められた様式は、なにより国家的であることが不問の前提であった。そして、その保証が歴史に求められたにもかかわらず、新しさも求めなければならないという矛盾した要求のうえに、折衷主義が大きな可能性として浮上した。だが、これは中世建築を理想とするC.ボイトによって徹底的に退けられ、ついには全国会議のなかで公式に否定されるにいたる。これにあわせて、1880年に国家様式の問題はボイト理論においても完全に決着がつけられた。だが、問題の終結は、それまで封じ込められていた折衷主義が再び主張される前兆であった。そのとき、もはや国家の印というしがらみに捕らわれる必要はなかった。さらに、すべての保証を与えていた歴史さえも重荷として感じられるようになる。こうして1890年頃から、新しさや合理性への純粋な要求が徐々に表面化してきたのであった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] グスターヴォ・ジョヴァンノーニによるカンピドリオ地区保全計画について2007

    • Author(s)
      横手義洋
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 F-2

      Pages: 353-354

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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