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2007 Fiscal Year Annual Research Report

温度キャンセリング機構を備えた高速応答型感圧コーティングの研究開発

Research Project

Project/Area Number 19760574
Research InstitutionJapan Aerospace Exploration Agency

Principal Investigator

坂上 博隆  Japan Aerospace Exploration Agency, 総合技術研究本部・空気力学研究グループ, 研究員 (90373448)

Keywords機能性分子 / 感圧センサ / 温度依存性 / 圧力感度 / 酸素消光
Research Abstract

温度依存性が対になる2色発光を用いた温度依存性キャンセリング機構を備えた感圧コーティングの研究とその実証試験を平成19年度,20年度の2年間で行う。低波長側の発光ピークは温度の増加とともに増加し,高波長側の発光ピーク温度の増加とともに減少する傾向がある。2色発光が重なる波長領域は温度によらず発光量が一定となることに着目し,この領域で計測することで温度依存性をキャンセルした圧力分布計測を可能にすることを目指す。平成19年度は2色発光を有する感圧コーティングの開発を行った。温度依存性をキャンセルするには,発光ピーク比を制御する必要がある。研究代表者は感圧コーティングに色素を付着するディッピング法のパラメータ(色素濃度,ディッピング温度と時間)とピーク比との関係を調べた。色素濃度,ディッピング温度と時間を増すと低波長側のピークが増加し,高波長側のピークが増加するにはその逆を行うことにより制御できることがわかった。2色発光が重なる波長領域では,単一の発光波長で計測した温度依存性に対し,最大で90%温度依存性を軽減することに成功した。圧力感度は若干減少してしまうという課題が見つかり,平成20年度は圧力感度を維持しつつ温度キャンセルを行うピーク比の決定法を求める。また,開発する感圧コーティングを用いて温度変化が無視できない圧力場での実証試験を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 温度依存性解消を目指した2色素ディッピング法の研究2007

    • Author(s)
      久力 琢磨、坂上 博隆
    • Organizer
      第3回学際領域における分子イメージングフォーラム
    • Place of Presentation
      早稲田大学
    • Year and Date
      2007-11-13

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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