2008 Fiscal Year Final Research Report
Research on the New Method to Precipitate Green Tuff Suspension using Ultrasound Irradiation
Project/Area Number |
19760586
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Earth system and resources enginnering
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
OKAWA Hirokaz Akita University, 工学資源学部, 助教 (00375221)
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Research Collaborator |
KAWAMURA Youhei 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (40361323)
SATO Mineo 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30149984)
UEMATSU Kazuyoshi 新潟大学, 工学部, 技術専門職員 (20377146)
SASAKI Kyuro 九州大学, 工学研究科, 教授 (60178639)
KODA Shinobu 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10126857)
YASUDA Keiji 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (80293645)
SUGAWARA Katsuyasu 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (60154457)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Keywords | 資源開発 / 有効利用 / 環境技術 / 懸濁液 / ゼータ電位 / 超音波 / 凝集沈殿 / 切削粉末 |
Research Abstract |
比内緑色凝灰岩懸濁液を中心に、超音波の化学反応を利用した新規凝集方法を検討した。比内緑色凝灰岩懸濁液はpH7 でゼータ電位-40mV を有すが、pH4 で0mV となり沈殿することが明らかとなった。そこで高周波数域の超音波を懸濁液へ照射することにより得られるラジカルや硝酸に着眼し、ゼータ電位0mV であるpH 域まで照射することで、緑色凝灰岩懸濁液から懸濁粒子を沈殿回収することに成功した。本研究は高周波数の超音波照射により、水と空気から沈殿に必要な酸性化剤を生成するため、外部からの薬品添加を一切必要としなかった。超音波照射による酸性化は、溶存空気量に依存するため、溶液の温度が低いほどその効率は高いことが明らかになった。また、高周波数の照射では粒子の微細化は抑制されていた。緑色凝灰岩のみならず、他の懸濁液に対しても有効であった。
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Research Products
(11 results)
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[Remarks] 新技術説明会 大川浩一,超音波特殊反応場を利用した懸濁液中微粒子の沈殿方法,2008 年2 月22日,科学技術振興機構 JST ホール
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[Remarks] 資源・素材学会 若手ポスター賞中村貴司,大川浩一,菅原勝康,川村洋平,超音波を用いた採石場懸濁液の沈殿処理方法の検討,資源・素材07(名古屋),2007年9 月26 日