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2007 Fiscal Year Annual Research Report

光分解性クロスリンカーを用いたシャペロニン制限空間内でのフォールディングの解析

Research Project

Project/Area Number 19770127
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

元島 史尋  Tokyo Institute of Technology, 資源化学研究所, 助教 (70372464)

Keywords分子シャペロン / フォールディング / GroEL / GroES / クロスリンカー
Research Abstract

シャペロニンがフォールディングを促進するメカニズムとして注目されている閉じこめによる空間制限の影響を調べることを目的として研究を行ってきた。変性蛋白質のシステインを光分解性クロスリンガーで架橋することで変性状態を維持し、シャペロニン空洞内に閉じ込めた後にUV照射によってフォールディングをスタートさせることで、GroELによる変性作用を排除し、空洞の影響だけを反映したフォールディングを観察できると考えた。実際にChristopherA.Hunter博士から提供してもらった光分解性クロスリンガーによって変性タンパク質をクロスリンクさせ、UV照射によって分解させることを試みたが、タンパク質との標識によってクロスリンカーの性質が変化するため分解できなくなることがわかった。
代わりにタンパク質内でジスルフィド結合を形成させ、高濃度の還元剤によって結合を解離させてフォールディングを開始させることに成功した。自発的なフォールディングとシャペロニンによるフォールディングを還元剤によって開始したところ、やはりシャペロニンによってフォールディングが速くなることがわかった。しかし、このジスルフィドを形成した変性タンパク質は空洞内に閉じ込めた後もGroELに結合していたことから、変性タンパク質はフォールド直前までGroELに結合してアンプオールドされていることが示された。これはシャペロニンによるフォールディングメカニズムを知る上で重要な発見である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 分子シャペロンGroEL/ESはBFPのフォールディング経路を速度論的にだけでなく構造的にも変化させる2007

    • Author(s)
      Motojima, F, . Yoshida, M.
    • Organizer
      日本生物物理学会
    • Place of Presentation
      ペシフィコ横浜
    • Year and Date
      2007-12-22

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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