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2007 Fiscal Year Annual Research Report

経口医薬輸送担体としてのイネ種子プロテインボディの特性評価

Research Project

Project/Area Number 19780012
Research InstitutionNational Institute of Agrobiological Sciences

Principal Investigator

高木 英典  National Institute of Agrobiological Sciences, 遺伝子組換え作物開発センター, 任期付研究員 (90414911)

Keywords遺伝子組換えイネ / 経口免疫寛容 / アレルギー
Research Abstract

スギ花粉アレルゲン由来T細胞エピトープペプチドを、PB-1あるいはPB-2にのみ集積する、二種類の遺伝子組換えイネ種子(PB-1集積型とPB-2集積型)の作出を行うため、まず、スギ花粉アレルゲン由来T細胞エピトープペプチドをPB-1に集積させる方法として、PB-1内に存在するプロラミンとスギ花粉アレルゲン由来T細胞エピトープペプチドとを遺伝子レベルで連結させ、この融合タンパク質を発現する系を構築した。一方、PB-2に集積させる方法として、PB-2内に存在するグルテリンとの融合タンパク質としてスギ花粉アレルゲン由来T細胞エピトープペプチドを発現させる系を構築した。次に、それぞれの融合タンパク質をコードする遺伝子を、イネ種子胚乳細胞中で高い転写活性を持つグルテリン遺伝子のプロモーターの下流に連結した後、大腸菌とアグロバクテリウムとのバイナリーベクターに挿入して、PB-1集積型とPB-2集積型との二種類の発現プラスミドを作製した。これらの発現プラスミドを用いて、遺伝子組換えイネを作出した。その後、得られた遺伝子組換えイネ種子のタンパク質を調製して、ウェスタン解析を行い、導入遺伝子産物を発現する系統を選抜するとともに、発現産物の種子内での局在性について、免疫電子顕微鏡法により解析した。また、マウスへの経口投与試験を実施するための遺伝子組換えイネ種子を用意するため、PB-1集積型、PB-2集積型それぞれについて、ホモ個体の選抜試験を行うとともに、選抜イネの大量栽培を実施した。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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