2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19780032
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Research Institution | National Agricultural Research Organization |
Principal Investigator |
伊藤 康博 National Agricultural Research Organization, 食品総合研究所・食品バイオテクノロジー研究領域, 主任研究員 (90353987)
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Keywords | トマト / rin / 転写因子 / 成熟制御 / MADSボックス |
Research Abstract |
果実の成熟開始はrin遺伝子座におけるLeMADS-RINという転写因子遺伝子が制御していることが知られており、この転写因子の分子機能を明らかにするために、20年度は本タンパク質の転写活性化能の評価を行った。転写活性可能の有無を評価できる系を酵母を利用して構築し、本タンパク質の活性の有無を評価したところ、明確な活性が見られた。さらに活性に重要なドメイン解析を進め、本タンパク質のC末端27アミノ酸を削ると転写活性が失われることから、本タンパク質の転写活性化部位はC末端に存在することが明らかになった。また19年度に酵母ツーハイブリッド法により見出したLeMADS-RINに結合するタンパク質について、20年度は免疫沈降法により結合を確認したところ、本法でも結合が確認されたため、今回見出したタンパク質がLeMADS-RINと協調して成熟を制御するタンパク質である可能性が高まった。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] DNA-binding specificity, transcriptional activation potential, and the rin mutation effect for the tomato fruit-ripening regulator RIN2008
Author(s)
Y. Ito, M. Kitagawa, N. Ihashi, K. Yabe, J. Kimbara, J. Yasuda, H. Ito, T. Inakuma, S. Hiroi, T. Kasumi
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Journal Title
The Plant Journal 55(2)
Pages: 212-223
Peer Reviewed