2007 Fiscal Year Annual Research Report
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19780130
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| Research Institution | Forestry and Forest Products Research Institute |
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Principal Investigator |
石崎 涼子 Forestry and Forest Products Research Institute, 林業経営・政策研究領域, 研究員 (10353575)
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| Keywords | 森林・林業政策 / 財政 / 助成策 / 補助金 / 公共投資 / 林政学 |
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| Research Abstract |
今年度は、欧州森林研究所(EFI)による共同研究プロジェクト「欧州における林業助成の評価(以下、EFFEと略記)」における森林・林業助成額データベースの作成手法に関するレビューおよび日本における森林・林業助成の動向解析を行った。
EFFEプロジェクト研究では、森林・林業助成策の欧州諸国間比較分析の基礎として、1990-99年度における私有林および国公有林に対する林業支援・普及事業に関わる財政支出のデータベース構築を行っている。データ収集は、私有林に対する直接的、間接的な政策関与や国公有林の管理経営に関して、調査国共通の調査票フォーマットを作成して行われている。そのデータベースをもとに、欧州諸国間の森林面積あたりの助成額や助成対象活動の種類等による比較分析が行われ、各国の森林・林業助成の特質が整理されている。なかでも助成対象活動別の森林・林業助成データには各国の特質が鮮明に現れているが、森林・林業助成に関しては複数の目的をもって行われる施策も多く、そうした場合に個々の助成策をどのように分類したのか等については、今後予定されているEFFE研究に参画した研究者に対するヒアリング調査において十分に確認する必要があることが明らかになった。
また、日本の森林・林業助成策については、公共投資を中心に財政支出が長期にわたり拡大してきた1990年代と財政縮小に転じた2000年代との間で大幅な行財政システムの変革が起こっており、森林・林業助成策のあり方に大きな影響を与えていることが明らかとなった。
これらの成果は、研究再開後に実施される予定の日本の森林・林業助成策データベースの作成および欧州諸国との比較による日本の森林・林業助成策の特質解明にあたり重要な基礎的作業となる。
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Research Products
(1 results)
