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2007 Fiscal Year Annual Research Report

サケ人工種苗の健康診断技術開発

Research Project

Project/Area Number 19780154
Research InstitutionHokkaido Fish Hatchery

Principal Investigator

水野 伸也  Hokkaido Fish Hatchery, 養殖病理部, 研究職員 (70442655)

Keywords水産学 / 生理学
Research Abstract

本研究では、サケ人工種苗の健康診断技術を開発することと、正確な種苗の飼育条件を設定することを目的とした。平成19年度はその一端として、(1)健康診断指標候補の測定系開発と、(2)この候補に及ぼす成長、給餌及び水温変化の影響調査を行った。
(1)指標候補として、体全体ATP量、呼吸鎖酵素活性、呼吸鎖酵素及びコルチゾル受容体遺伝子の発現量が挙げられた。呼吸鎖酵素遺伝子の発現量のみ、測定法が確立されていなかったため、競合PCR法を用いた本酵素遺伝子の発現量測定系の開発が行われた。その結果、NADHデヒドロゲナーゼサブユニット1〜6、チトクロームオキシダーゼサブユニット1〜3、チトクロームb、ATP合成酵素サブユニット6,8の計12個の遺伝子発現量測定系が開発された。これら総ての測定系のアッセイ内変動係数及びアッセイ間変動係数は共に低値を示し、本測定系の測定誤差は小さいことが確認された。
(2)成長に伴う指標の変化を調べたところ、呼吸鎖酵素活性の1つコハク酸デヒドロゲナーゼ活性のみが成長に伴い変動した。給餌に伴う指標の変化を調べたところ、総ての指標について、指標の変化は認められなかった。水温変化に伴う指標の変化を調べたところ、呼吸鎖酵素活性の1つチトクロームオキシダーゼ活性と、このサブユニット1遺伝子の発現量に有意な水温変化の影響がみられた。以上の結果から、コハク酸デヒドロゲナーゼ活性、チトクロームオキシダーゼ活性及びこのサブユニット1遺伝子の発現量を健康診断指標として用いる場合、それぞれ成長、水温変化の影響を考慮する必要があると考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] サケ人工種苗の生理状態に与える飼育密度の影響2008

    • Author(s)
      水野伸也・中島美由紀・内藤一明・小山達也・小林美樹・小出展久・Andrew Moore・上田宏
    • Organizer
      平成20年度日本水産学会春季大会
    • Place of Presentation
      東海大学海洋学部
    • Year and Date
      2008-03-28

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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