2008 Fiscal Year Annual Research Report
高圧処理により誘起される農産物の形質転換に関する研究
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19780190
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| Research Institution | Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences |
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Principal Investigator |
上野 茂昭 Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences, 応用生命科学部, 助教 (80410223)
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| Keywords | 高圧処理 / Hi-Pit / 農産物 / 機能性 / 抗酸化性 / 内部構造 / 誘電特性 |
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| Research Abstract |
[目的]高圧処理により青色色素を生成するBrassica rapaに着目し, 酵素反応系への高圧処理の効果を解析することを目的として, 機能性成分の変化を実験的に検討した.
[方法・結果]減圧シールをした試料に高圧処理(400MPa, 20℃, 5分)を施し, シール状態のまま4℃で保存した. 試料中の成分について酢酸エチルで抽出し成分分析を行った. 高圧処理試料は, 保存後ORAC値が経時的に増大した. また, ORAC値が増大した高圧処理試料の酢酸エチル抽出物からTLCスポットとして未処理試料中には認められない化合物を見出し, 抗酸化活性を有するC18トリヒドロキシ不飽和脂肪酸であることが分かった. この化合物は, リノレン酸を出発物質としたストレス応答の初期反応の中間代謝物であることが示唆され, リン脂質由来の脂肪酸に関わる代謝反応が高圧処理によって制御できる可能性が示された.
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